無限ワンアップ・改

さゆゆのメモ箱

ライフヒストリー・インタビュー by向坂くじら

文化人類学 春期レポート
ライフヒストリー聞き取り

2016年7月13日
シンガーソングライターとして活動する女性、片山さゆ里さんにライフヒストリーの聞き取りを行った。インタビュー時間は約一時間、新宿のファミリーレストランで食事をしながら。聞き手と片山さゆ里さんはポエトリーリーディングの大会で共演したことをきっかけに知りあい、以後SNSなどでの交流はあったが、ちゃんと話すのは今回がはじめてだった。
片山さゆ里さんは現在二十六歳、東京学芸大学の四年生。留年・休学を経ている。普段はひとりでギターを弾きながら歌うスタイルで活動しており、コンスタントにライブ活動を行っている。


■『片山さゆ里』になるまで

――よろしくお願いします

よろしくお願いします。

――なんでそもそも表現活動を始めたのかから、今日は聞いてみたくって。いつ始めたって言ってたっけ? 201……

2013年! はじめはバンドはじめて、バンドやるぞー! ってなったんだけど、バンドが爆発するのね。そのあと。爆発して、空中分解して、でもライブ予定決まってたの。そういうときって、ハコ(1)の人に頼んでキャンセルもできるんだけど、でも私は責任感が強くて。絶対穴埋めなきゃダメだって思って、じゃあ私ひとりでやろう、みたいな。そのときほぼ未経験でブランク超あったのに古いアコギ引っ張り出してきて、で、やる。みたいなのが、今に続いてる。最初はバンドメンバー見つかるまでのつなぎのつもりだったけど、やってるうちにひとりの味占めちゃって。ほら、誘いが来てもひとりだったらいちいちメンバーに確認しなくてもすぐ返事できるし。機動力はひとりの強みだから。

――もともとは、ボーカル?

ううん。ベース。

――ベースだったの!? ベースだったのにいまギターボーカルやってるの!?

ベースボーカルだったんだ。こんなはずじゃなかったんだよね。(笑)
うち、音楽一家で。両親がウインドアンサンブルのサークルで出会って結婚してるから、家はクラシック畑なの。めっちゃ。で、五歳くらいから高三まで私はクラシックピアノをやるんだけど、中学生の頃に部活とかでいろいろあって、部活やめたり……

――クラシックピアノ部?

ううん、最初はバレー部だった。なんかね、女子バレー部のレギュラー争い的な、なんか、ドロドロすぎて……もうムリってなってやめて、そのあと吹奏楽部に行くんだけど、そこでも私ちょっと問題を起こして。そのあとほぼ帰宅部と同義の茶道部に落ち着いた。

――それが全部中学

そう。中学。もう思い出したくない。(笑)
その部活やめたぐらいに、バンドに憧れ始めるの。富山の田舎だから、まず全然そういう文化がなくて、エレキギター見ただけでテンション上がるみたいな。そこから、まずはギターだと思って、父の職場の中学校に、使ってないボロボロのギターがあるって言ってそれを借りてきてくれて、それでギターを始めた。で、そのあと演劇に走ったりベース弾いたりして一回ギターがおざなりになり、でそれがここで回収されるっていう感じ。つながってる。

――じゃなんか、音楽を選んだのは当たり前みたいな感覚だった?

んー、でも私は物書きになりたくて。なんか、小学校のとき幼馴染と交換ノートしてたんだけど、それが自分のオリジナルの物語を書くみたいな。で連載しあうみたいな。のが、ノート五、六冊は続いて。で、「もも」っていう名前をつけてた。

――ノートに?

ノート、もしくはその行為に(笑) 「もも」って名前つけて……それはでかかったな。それも楽しくてやってたし。あ、で、大きい出来事があったのは、高校に入って、進路に迷うじゃん。で、私は「芸事をやる人を支援する仕事」につきたかったの。表舞台に立つ人の裏方のほうに行きたいなって思ってた。でも大きいターニングポイントになったのが、とあるラジオ番組と幻冬舎がコラボした企画があって。それがなんだったかっていうと、小説の第一話だけ書いたものを募集して、選ばれた六作品くらいが毎週そのラジオのサイトで連載する、みたいな。それにノリで第一話書いて送ったら採用されちゃったの。

――じゃあ連載してたんだ、すごい

してたしてた。もう、本当に……つらかった。ちゃんと幻冬舎の担当さんもついてくれて。それをウェブに載せたら掲示板とかに反応が書き込まれるのよ。それがすごい感動して。書くのはすごい大変だし、なんかファンタジー寄りの話書いてたから回収とかも大変だったんだけど、でもやりきって。それをやってて、やっぱり表舞台に自分も立ちたいって思っちゃったのよ。

――もともとは何で裏方がいいって思ってたの?

なんか、裏方に憧れてた。かっこいいなーって思って。
……いや、というか、表舞台に立つ人たちって選ばれた人たちだと思ってたから、自分も裏方なら、って思ってたのかもしれない。

――あれ? じゃあ、ずっとバンドやりたいっていうのと物書きになりたいっていうのは並行してるんだ。

そう。並行してた。
で、今もなんか、どうしようもなくなったら実家に帰って物書きになろうと思ってる。

――大学に入って、バンド始めるんだっけ?

バンド始めない。演劇始めるの。(笑) もうなんか、避けられない感じだった。学科がそういうとこだから。でも、舞台に立つことの楽しみを知っちゃったのは演劇だった。だからバンドやりたいやりたいって思ってたけど結局演劇に明け暮れてて。

――こんなこと聞いたらあれだけど……演劇やってて留年したの?

体悪かったのもあるかもしれない。鬱みたいな。起きられなかったりした。大好きなはずなのに、稽古さえ行くのもつらいみたいなこともあったよ。

――それはなにかきっかけがあったの?

んー、なんかね。単純に冬だからとか。(笑)でもまあ芝居打ち込みすぎたのは否めない。


■ 「私とまったく同じことをやるアーティストがでてきたら、私はたぶん「片山さゆ里」をやめると思う」

――私はこの質問はあんまり好きじゃないんだけど……自分が何を表現したいのかとか、考える? 聞かれたりして。

たぶん……なんか、誰もいないから。私がこんな人がいたらいいなあって思う人が実際にいたら、たぶん「片山さゆ里」やってない。

――それは、プレイヤーとしてってこと?

ううん、そうじゃない……何が表現したいのって言われたら答えはわからないけど、それこそお腹空いたときにご飯食べるのに理由いる? みたいな感じなんだけど。例えば高校生の時の私が、こんな人いたらよかったのにって思うような人……
で、私とまったく同じことをやるアーティストがでてきたら、私はたぶん「片山さゆ里」をやめると思う。

――こんな人いたらいいのにって、どういう人?

……(長い沈黙)……わからない。なんかね……ひとりじゃないよ、って言ってくれるみたいな。これ思ってるの自分だけじゃなかったんだって……言ってくれるような感じ。何が表現したいの、みたいな、それは考えたこともないけど。

――ひとりじゃないよって言ってくれるアーティストは、いなかったの? プロとかで

えっとね、思えば、いた。だから多分……うまく言えんわ、ごめん。……(長い沈黙)……だめだ、わからない。答えられないや……片山さゆ里みたいなことをやっている人がいたら、片山さゆ里をやめると思う。でも、いない。絶対、いないと思う。フォークギター持ってポエトリーリーディングをやる女子が現れたとしても……でも、その人が「万引きがやめられない」とか「親の宗教から逃げたい」とか(2)そういうみんながあんまり歌わないようなことを歌う。そういう人が現れたらやめると思う。でも今のところいないんだよね。
……どうかなあ。わかんないや。

――もしそういう子が現れたらさ、どっちかっていうと、嬉しい? いやだ?

嬉しいと思う。

――なに嬉しい?

なんか、仲間がいる! みたいな。っていうのは、演奏スタイルの話ではなくて、君もこういう、おんなじ気持ち持ってたんだみたいな。それこそそういうさゆ里のコピーみたいな人が現れたら、あー、君も生きづらいんだ、頑張ろうって思う。

――ちなみに、さゆちゃんの歌って自分の体験から作ってるの?

うーん、三割ぐらい。「親の宗教から逃げたい」はフィクション。万引きはやってない。(笑)
私、自分の髪の毛抜いちゃう病気で。それがやめられないっていう歌作ろうと思ったけど、パンチ強すぎると思ったから。この苦しみがわかる人ってたぶんいないから、窃盗癖くらいならみんな受け止めてくれるかなあと思って窃盗癖にすり替えた。
バスジャックも、あれは、死んだ後もずっと誰かの心にいたいっていうことが言いたくて作った。

――実はだけど、私も小学校から中学校くらいまで抜毛症だったよ。というか、さゆちゃんのツイートを見て抜毛症という病気があることを知った

ああ、そっか……よかった。

――あのとき自分に起こっていたことは病気だったんだ、みたいな。それでさゆちゃんに興味を持ったっていうのもある。
抜毛症なのはもうずっと、長いこと?

うん。長いね。

――どのくらいから?

小五くらいから抜毛は始まってて、いよいよやばくなったのは一人暮らししはじめてから、だれも止める人がいなくなってからだな。

――抜毛ってきっかけとかがあるもんなの? 私は露骨にいじめから始まったんだけど……というか、最初わざとやってたんだよね。いじめられてるってことをわかってほしくて、ストレスで髪が抜けてるっていう演出をするために毎晩抜いて枕に散らしてたのね。それがなんかくせになっちゃって、っていう感じだったんだけど……

私は天然パーマがいやで。すごい、いやで。ちょっと男子にからかわれたりもしたし。で、この縮れ毛がーって指で触ってるうちに、なんか抜くようになった。

■ 私にしか見えてない星

これはライブでよく言ってることなんだけど、私しか見えてない星があるの。みんな見えてない、けど光っている星があって……でも私見てるのね。みんな気づかないけど、絶対それを見てる人がほかにもいるはずで、私はその人と会って、この星、きれいだねって話をしたい。すごいちょっと、ポエマーだけど(笑)……っていう気持ちで、活動してる。それがだから、やってる理由かな。
なんかね。爆発的に共感してくれる人がいたり、みたいなことはないんだけど、でも片山さゆ里イイネって言ってくれた人はずっと応援してくれるし。

――最終目標はなんなの? 売れたい?

今の目標は、谷川俊太郎と対バン(3)することなんだけど(笑)
最終目標は、私が死んだときに全集とか出ればいいなって思ってる。なんか著作集みたいな。

――紙で、ってこと? CDじゃなくて、紙で

紙で! CD……(笑) CDであるべきだよね。だからやっぱ物書きになりたいんだと思う。なんか、図書館でバイトしてるんだけど、地下の書庫に行くといろんな文豪たちの全集があって、なんかいいなあって。

――現世で売れたい! とかはないの?(笑)

現世ね! でも、私が売れるってことは、私に共感を示す人が増えるってことだから、それって結構日本ヤバいかな(笑)とか思うけど……
なんか、売れたい、というよりは、影響力を持ちたい。

――あっわかるわかる。私も発言力持ちたい

そうなんだよね。片山さゆ里が言ってるってことは、結構大事な問題なんだこれ、みたいな。って言ったら宗教でも開けば? って言われるんだけど。(笑) 影響力持ちたい。

――なんか、そう思うようになったきっかけとかはあるの?

それはね、大森靖子(4)ちゃんがまだインディーズのときからつぶやきとかを見てて。段々発言力を得ていく様子を見てるから、すげえ、私もあんな風になりたい、っていう。ひとつのモデルとして憧れてるのはあるんだけど、なんか、影響力持ちたい……なんでだろう。
私はどちらかというと弱者のサイドだから、弱者のサイドにいて、で、発言力を持つようになったら、みんなきっと弱者のほうを見てくれるんじゃないかなって思うんだよね。だから私は自分が脱毛症ってこととか隠さないまま、発言力を持ちたい。

――弱者、っていうのは、どういう面での弱者?

まず、すごい思ったのが、髪の毛抜いちゃうっていうのは、なんかまあいろんな女の子を見てるとさ、当たり前に髪の毛あるじゃん。だからまずそれを幸せに思えよチクショーみたいなところがあって(笑) こちとら髪すらねえんじゃボケみたいな(笑) で、そういうのって人に言いづらくて、何も言えなくて抱え込んでるような人とか、あとなんか、私はクッソまじめで。ダメにまじめで。授業の提出レポートを、完成したのに「これ自分の中では完成してないから」って提出しなかったりした。

――それ単位落ちるよね

落ちる落ちる。バカじゃん。だから、なんか生きづらい人って確実にいて、それが万引きやめられない人とか、親の宗教から逃げたいとか、そういう人たちを弱者としたら私はそっちの側にいたいし、それをみんなに知らせたい。だから、発言力が欲しい。

――やっぱさ、生きづらいよね

うん。

――ずっと?

うーんとね……なんか、高校生ぐらいのときから、こんなこと絶対親に言えないけど、生きていることに罪悪感があるのね。生きてることに罪悪感があって、あはは……(笑)
たぶんそれは、両親が共働きっていうのもあるし、兄と弟がすごいしっかりしてるっていうのもあって、主に自分が穀潰しだから。だと思う。この罪悪感は。

――高校の時点で?

うん、高校の時点では思ってた。そのとき思ってたのは、なんか、私がいなくなればお母さんは楽になるのにみたいな。家荒れてて、そのころ。でなんか酔っぱらった母ちゃんが、「あんたなんか産まんければよかった」って言ったことがあった。で、翌日すごい謝られたんだけど……それがすごいショックだった。

――そのころからずっと、生きづらいなあって

生きてると金かかるじゃん。だからバイトしてるときはちょっと生きづらさから逃げられてる。

――歌ってるときは?

歌ってるときは……歌ってるときは楽しい。生きづらいとかはないんだけど、歌ってるときは、なんか、人がフロアにいて、見てくれてて、歌ってるときはあたし生きてていいんだ、ここにいる価値がいまは少なくともあるなって思える。

――で、片山さゆ里イイネって言ってくれる人がいて

そう、そういう人たちがいて、私いていいんだって思える。
生きづらい人ね、いろんなタイプの生きづらさあると思うけど、うまく行くといいなあって感じ。いろいろと。



(1) ハコ バンド用語でライブハウスの意
(2) 「万引きがやめられない」「親の宗教から逃げたい」 片山さゆ里発表の曲名
(3) 対バン バンド用語で共演すること
(4) 大森靖子 弾き語りなどで活動する女性シンガーソングライター

 

text   by 向坂くじら

アトラクションがはじまる

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ニゾンスクエアガーデンのツアー初日、八王子オリンパスホールのライブに行ってきた。2011年の夏に日比谷野音のワンマンで観たぶり。バンドTとタオル首に巻いたあの格好の人たちがたくさんいる、非日常な「あの感じ」久々だし、ホールのにおいにドキドキした。聴きたい曲はあんまりやらなかった、でも、すごく贅沢な時間だった。ホールだったんだけど隣の席の人が最後まで来なかったから体たくさん動かせたし。照明キレイ、スモーク派手にプシュー、みんな跳ねるし床が揺れる、たまにオフマイクの声。ああ、金かかってるなあ。

新譜、めちゃくちゃどハマりってわけじゃないけど。すごく良い曲はすごく良い!って感じ。何回も聴いてたら好きになるかなあ? 前のアルバム(ふくろうジャケ)が好きすぎたから……。

 

あー!私も早く歌いたい!と思ったら明日ライブでした。胎動ポエトリーラボ、呼んでいただき光栄です。20分間、何をどう見せようかなあ

夏ライブ開幕

ギターのピックアップ、バッテリー切れかと思ったらこないだのライブで音出なかったから多分どっか断線してます。さようなら。ありがとう。

 

6日は渋谷ラッシュでライブ。いろいろあってめちゃくちゃ遅刻して、泣きながら電車乗って泣きながら道に迷って泣きながら到着して泣きながら頭さげて、演奏しました。いつにも増して感情の奴隷になってしまった演奏でした。でも手ごたえは、OK.

みてくれた方ありがとうございました。あれはあの日の全力。あそこまで野生的なライブは久しぶりでした。夏のはじまりには申し分ないです。悔しいとか悲しいとか、大きな声で叫べるからみんな、音楽やろう、ライブハウスでライブやろう。去年の時点ですでに履きつぶしたサンダルで、必死で渋谷の街を走ったら、靴擦れして、両足痛い痛いっていってたらド真ん中ズンのドラムのタグジョンダがキズバンくれた。しかも2まい。つよい。足の裏に貼って、いくぶんラクに帰れました。ありがとうございました。

 

あー、そうだ、富山県ではばんそうこうのことキズバンっていうんだよ……うん……

 

 昨日は、アクティブでした。恵比寿のリキッドルームに不可思議/wonderboyの展示を観に行ったり。

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思いがけず小中の同級生のO氏とバッタリ。無善寺のライブ音源きいて「正直カッコイイと思った、CDくれ」って言ってきた人です。笑   元気そうで良かった。GOMESSバンドも良かった。みきちゅさん美しすぎワロタ。

私は死んでから評価されるのは嫌だ。ちゃんと生きてけよって姿勢正された気分。

 

そのあと新宿にハシゴして、ライブを観た。ここにいるよ杉浦(ド真ん中ズン)vs小棚木もみじ!新宿の、すごい名前のバー

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なんというか、もう、私も早くライブやりたいなって思った。それに尽きる。

 

ヤバかわいいチューナーを買った

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ふくろうは縁起がいいんだぜ、不苦労とか福郎とかって。

 

ジュライ

洗濯物溜めすぎてて、洗濯機、詰め込みすぎたら、当たり前だけどあんまりきちんと洗ってくれんくて、パンツ(パンティーのほう)のクロッチのところが汚れたままになってて、やりきれなくて、ゴミ箱に入れた。バスタオルは今ベランダで乾いてる。今日暑かったから短時間で乾いたことでしょう。

 

ギターの手術をした。私はもともとフルアコ(ケーブルとか刺すところがない)のギターを使っていて、ライブをやるために無理矢理ピックアップ(弦の音を拾うためのもの)をつけてた。ピックアップなしで、ライブのたびにマイクで生音を拾って流すっていうのでもいいんだけど、それだと音を拾う用のマイクから離れられないんだ、体が。だからやっぱり、ピックアップ必要です。そのピックアップのバッテリー切れたから、弦はずして、ピックアップもはずして、フルアコの姿に戻ってもらい、あとはいつもの弦交換と同じようにオイルで指板みがいたりライブ中の汗や涙や血(ホール付近に血痕ついてた)の汚れ落としたり。ピックアップが死んだの初めてだったから戸惑って、なんかピックアップ専用の高いバッテリーとかだったらヤダなと思ってたら、90円のボタン電池2個で済んだ。

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いつもプラプラさせてたジャックのところ、マジックテープで止めれるっていうギミック。を、実装してみて思ったけど別にこのギミック必要なくね?はがれそうで逆に不安じゃね?機材DIYっぽいことしたかっただけじゃね?このギター、リペア屋さんに出したこと1回もない。健康診断みたいな感じで、いっぺん見てもらうのがいいのかもしれない。フレット余裕ですり減ってると思う。まあ、すり減ってると言われたところで、フレット打ち替える金があるかといえばないし、その価格で新しいギター1本買えちゃう可能性があるって事実から逃げたい。だけど、そろそろ新しいやつかなって思いながら、楽器屋さんでズラッと並んだアコギの、どれを見ても、ピンとこない。今とあるキッカケで、スラム奏法っていうのの練習始めました、打楽器みたいにギターのボディを叩いてパーカッシブな演奏ができます。それ、めちゃ練習して、今のギターぶっ壊すくらい上手くなって、それでぶっ壊してそのタイミングで新しいやつ買おうと思います。今の自分にはそれが最適解のように思えてならないのです。

 

やりたくないことは、やらない。大丈夫だよ。

 

 

っていうのを昨日書いてました。

ぐいたる

バイト先の女の子たちがネイルしててすごくカワイイの羨ましいけど私は指弾きのギタリストだから塗ってもすぐ剥げることでしょう。爪も小さいし、いまいちキマらない。お米とぐのも、なんとなく気がひけるような…

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そこそこの時間ギターさわったあとの左手指先、押すとじんわり痛いけど始めたばかりの頃ほどじゃない。皮はむける。皮膚が厚くなって、指先が固く強くなる。全然弾き足りてないんだなあ。私まだまだ伸びシロあるじゃんって奮いたつ。きっと上達してる。それがたとえ、サボったぶんの穴埋めをしているにすぎないとしても。とりあえず上には向かってるんだ。今よりももっとギター上手くなった自分が、この先にいるんだ。このテンポでてきなかったからもうちょっとゆっくり丁寧にやってみよう、ホラできた。ここはいつも弦の音が詰まるからしっかり指を立てること意識して押弦しよう、ホラきれいに鳴った。できないことができるようになるって、すごく楽しいんだ。これまで演奏をみてくれた人たち、歌や歌詞についてはいろんな人がいろんなことをたくさん言ってくれた。ギターについて言われることは、相対的には少ない。ギターについて何か言ってくれるのはほとんどが同業者たちだ。「ギターもっと練習しろ」「しっかり弾け」って初めの頃よく言われた。それからの記憶は、「ギターいい音だね」「あなたそもそも弾くの嫌いじゃないでしょ?ギター」「うまくなったな」「お前ギター上手くなっちゃうとツマンネーよ」などと、ちゃんと練習が実ったんだって思わせてくれるものばかり。楽器って、やったぶんだけ返ってくるから好き。練習した以上のぶんは、返ってこない。好きなのかどうかはわからん。けど、楽しい。ギターすごく楽しい。できることを増やせたら、もっと楽しくなれるだろう。もっと思い通りに音を操りたい。練習ってキライだし、手を伸ばすまでは面倒だけど、手にとったらなかなか離せなくて結局楽しくなってずっと弾いてる。練習するから答えて、ギター

 

なんだかアスリートみたいだな

7月のライブ情報まとめ

7月のライブ情報&それらのオススメポイントをご紹介します。

全部で5本あります。

 

7/6(水)渋谷LUSH 「Beat Happening!」

予約2000円+要1D、19:20開始

◆まろ

◆朔良

◆岬たん

◆片山さゆ里

◆山下ゆうき(わがままカレッジ)

◆ここにいるよ杉浦(ド真ん中ズン)

活動を始めた頃からこっそり憧れていたイベント「ビートハプニング」から出演のお誘いがきました。とっても嬉しいです。渋谷LUSH(入浴剤売ってる店じゃないよ)にも初出場です。山下さんと杉浦さんは間違いなく楽しいライブやってくれるに違いないので、この日オススメです。すっごくオススメです。来てください。

 

7月16日(土)西荻窪ALOHA LOCO CAFE

18:30開始、1500円+要1D

「胎動 Poetry Lab0.」

■猫道(猫道一家)

■URAOCB

■Fcrow(ふくろー)

■片山さゆ里

山崎修

■浅葉爽香

■Anti-Trench

ジャンルレスにおこなわれているイベント「胎動」の、ポエトリーに特化したイベントだそうです。ポエトリースラムジャパン東京大会をきっかけに知り合った、歌人で朗読をやってる向坂くじらちゃん(彼女はこの日出演のAnti-Trenchというユニットにいます)がこのイベントのブッキング係になったとのことで、声をかけてくれました。私はミュージシャンなので、場違いなのかわかりませんが、とりあえずギター持ち込んでいつもどおりやります。ポエトリー関係のイベントで知り合った猫道さんとURAさんもいて、演者としてだけでなく客としても楽しみです。

 

7/20(水)新松戸FIREBIRD

予約2000円+要1D

工藤ちゃん

◆とみたそうた。

◆富岡拓弥(東のエデン)

◆橋田裕哉

◆シラド桜子

◆嘉義源太

◆JAMES

◆片山さゆ里

久しぶりに新松戸まで行ってきます。お誘いいただいたブッキングのロットンさんにマジで頭が上がりません。工藤ちゃん、とみー、ジェームスと知り合いも多いので楽しみ。千葉県にお住まいの方はぜひ遊びにきてください。ジェームスおもろいよ

 

7/21(木)高円寺無力無善寺

19:00開始、1000円

月例、第3木曜のレギュラーです。出番とか未定。

 

7/30(土)高円寺無力無善寺

工藤ちゃんのツーマンシリーズ」

19:30開始、1500円+要1D

工藤ちゃん

◆片山さゆ里

めっちゃ来てください。お願いします。たぶん私が先攻です。工藤ちゃんはコンテンツ力のあるギャルです。DIYめっちゃがんばってます。たぶんスタッフとかも構えてなくて、それなのにバンドもやってます。めちゃ強いです。工藤ちゃんのツーマンシリーズは秋まで毎月続くみたいなんですが、対戦相手のラインナップ見たら私がぶっちぎりで知名度低くて儲かってなくて売れてないです。ぶっちぎりでアンダーグラウンドです。それでも工藤ちゃん応じてくれました。私は、ファン少なくても、名前知られてなくても、なんていうか誠実に誠実にやってきたつもりで、そこは胸を張れます。きてくれた人、絶対悪いようにはしません。よろしくお願いします。

 

あらためて言います。ライブに来てって言ってるの、同業者だけに向けて言ってるんじゃないし、学校の友達だけに向けて言ってるんじゃないし、知り合いだけに向けて言ってるんじゃないよ。ライブ来てくださいっていうのは、身内だけに向かって言ってるんじゃなくて、まだあったことない、私のこと知ってくれてる人にも向けて言ってます。当たり前です。私は片山さゆ里っていう看板を掲げて音楽をやってます、いつどこで知らない人がのれんをくぐってやってきてもびっくりしません、会ったことない人からの予約メールも別に引いたりしません。片山さゆ里という店はとてもオープンです。ライブは続けてるから、いつでも待ってます。ライブきたら私に話しかけなきゃいけないなんてことも全然ないです。声かけてくれたら顔と名前が一致するので嬉しいけれどね。片山さゆ里のこと好きな人、あなたの感性は絶対間違ってません。…ってこと証明しなきゃね。私まだまだだけど、オープンなんだよってこと浸透させるために、もうちょっと底上げできるようがんばります。自分が知らない誰かが私の名前を知っているということ、すっごい不思議だけど、ああちゃんと音楽が活動になってるんだなって思って、すごい、カタルシス(←あんま意味わかってない)

メディアリテラル

テレビの円グラフや棒グラフ、簡単に信じちゃダメだね。こわい。誰がいつどこでどうやってその結果を出したのか。

 

一昨日、寝床に酒をこぼしまくった。というか、酒を抱えたまま寝てその間に酒が倒れてドポポポ

死のうって思った

 

ぞえ&そにとメンヘラ配信した。2人とも久しぶりに会った。つくづく私は友達に恵まれている。カレーのルーは一箱300円のめちゃ高いやつにした。美味しかった………。

 

大好きな、月に吠えらんねえ の最新巻をようやく読んだ

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今回も4巻に引き続き美しい表紙だわ、毎回美しいけど。表紙の時点でもう泣けるんだけど。沼の場面、朔くんがミヨシくんに、詩の話をしようって場面がつらすぎる。戦争がきて、それまで見向きもされなかった詩人たちにようやく光が当たった、戦争詩のために。もうつらすぎるわ。石川くんとかミッチーとかチューヤくんは戦争を知らないんだ、その前に亡くなってるから。これから朔きゅんどうなってしまうん。蛍狩りでいろんな人出てくるのが好き!ナツメ号かわいいよ〜層雲族もかわいいよ〜