無限ワンアップ・改

さゆゆのメモ箱

風が吹いたら桶屋が儲かるゲーム

「風が吹いたら桶屋が儲かるゲーム」という遊びがある。かなり前のドライブ中に友人から聞いて知った。よっぽど暇だったのかもしれない。とてもシンプルかつ、(悪くいえば)くだらない遊びだ。

遊び方は簡単。使うものは何もない。

1、「何をしたら(スタート地点)」「どうなる(ゴール地点)」を決める。例)「雨が降ると」「叶姉妹のブログが炎上する」

2、「何をしたら」から順番に連想していき、「どうなる」にたどり着く。例)雨が降るとみんなが傘をさす → みんなが傘をさすと道がせまくなる → 道がせまくなると…… → (中略)……になると叶姉妹のブログが炎上する(ゴール!)

ダラダラ長く続けることを目的に楽しんでもいいし、いかに早くゴールにたどり着くかを楽しんでもいい。ナイスな繋ぎをしてくれた人をあえて無視したりするのも楽しい。ちなみに主述の関係とかもめっちゃテキトーでいい。いつのまにか主語が変わってても別にいい。流れでそうなったらそれでいい。細かいことは気にしない。

ちなみに「風が吹けば桶屋が儲かる」の詳しくはこう↓

“風が吹けば砂埃のために目を病む人が多くなり、目を病んだせいで失明すれば音曲で生計を立てようとするから三味線を習う人が増え、三味線の胴に張る猫の皮の需要が増える。 そのため、猫の数が減少し、猫が減れば猫が捕まえる鼠の数が増える。 鼠は桶をかじるから桶がよく売れるようになり、桶屋が儲かることから。” いわゆるバタフライエフェクトである。

 

数年前、大学の部活の仲間数名が集まって、ある先輩の家で飲み会をしていた。そこでUNOだかトランプだかをしていて、早々にあがって暇になった私は、同じく早くあがって暇そうに携帯をいじっていた後輩の白取くんに「風桶ゲーム」をしようと持ちかけた。「ねーねー【風が吹いたら桶屋が儲かるゲーム】しよー」『え、何ですかそれ』私はゲームの説明をした。『それって…楽しいんですか?』「いいからやってみようよ」

そして、スタートとゴールは「海が荒れると」「君に会いに行ける」に設定された(ゴールがロマンチック)。

「私からね。海が荒れると、漁師が仕事をなくす」『漁師が仕事をなくすと、漁師が仕事を探す』「(普通やんけ…)漁師が仕事を探すと、求人誌を見る」『求人誌を見ると、応募の電話をかけたくなる』「応募の電話をかけたくなると、電話ボックスに行く」『電話ボックス? え~……最終的に君に会いに行ければいいんですよね。……うーん…どうしよう…』

そこで、横でニヤニヤしながら聞いていた別の後輩・カイルくんが叫んだ。

 

「白取さん! そこは『電話ボックスに行くと、君の乗る飛行機がまだ空港にいることを知る』ですよ! これで君に会いに行けますよ!!」

 

コイツは天才か、と思った。