無限ワンアップ・改

さゆゆのメモ箱

明日からがんばる

私の孤独が誰かを救うなんておこがましい。そもそも誰かの孤独が誰かを救うはずがない。こう思ってるのは私だけじゃなかったんだ!って思いたくても、結局誰もがひとりで生まれてひとりで死んでく。

家にある酒という酒を飲み尽くし、それでもまだどこかに隠されているのではないかと探しまわり暴れ、料理酒や神棚のお神酒にまで手を出して、家族は泣き、ついに万引きや窃盗が頭をよぎったとき、もうこれ以上生きていても仕方ないと心から思った。それでも夜を乗り越えてしまった。死のうと決めた夜中、迎える朝はいつだって絶対に美しい。悔しいほどあざやかだ。

天才ミュージシャンは27歳で死ぬものらしい。私の27歳としての1年間があと1か月も経たずに終わってしまうというのにな。

みっともない。残念ながらおそらくまだまだ生きる。みっともない。でも、魔法の呪文「明日からがんばる」は何回でも使えるのだ。