無限ワンアップ・改

さゆゆのメモ箱

2+1

3人で話してて、それじゃあねって別れたときに、私+2人って分かれ方だったら、きっと私と別れたあと2人は私の悪口話してるんだろうなって思う。絶対そんなことなくても、そういうトラウマがあるから、もう、仕方のないことなのだ。

そこまで悪い想像力を働かせてしまうのは私の自動運転であって、あとは、その人たちを「それでも」好きでいられるかという、私自身の問題だ。


割り勘のお釣りの200円を「これでファミチキでも買って帰りなさい」と握らせてくれたあの人は今どうしてるんだろう。うまくいってるだろうか、暮らしとか。身もふたもない言い方をするとあなたは、私の恋人などにならずに、私の世界観の肥やしになった。こっちはふつうになんとかやってます、暮らしとか。あなたが出てくる歌がいくつかあり、たまにライブで演奏しています。絶対に知らないでしょう。似た顔つきの人に出会うたび、だらしない服装のあなたのことを思い出します。手に入らなかった人。私はただの知り合いで年下の馬鹿な女だったんだなぁ。そういえば私より何年長く生きてるんだっけ。これっぽっちも尊敬できない大人。なんか意味わからんロジックを持ってて、なんか意味わからんけど好きだった。あれが恋だったんだよ


明け方の夢の中で、まあまあの間柄の男性に「よくがんばってるね」と抱きしめられて、たぶん私は泣いてた。彼は、泣きじゃくる子どもをあやす母親みたいだった。男の人なのに母親みたいだった。記憶の中の宇宙をずっと遠く漂ってた幸せに、久しぶりにアクセスしたみたいな感覚だった。目が覚めたら夢でびっくりした。別にあの人母親なんてキャラじゃないやんけ。不思議。夢はなんでもありでランダムだから毎晩楽しくてしんどい。


まわりを見ればバカばっかりだ。賢いふりしてても見破るぞ。私の周りはバカばっかりなんだ。私含めて。このままいけば私たちは音楽を聴きながら死ぬ。きみは何歳になっても、いつまでもクソダセェジャージで夜中の住宅街を走り続けてほしい。

きっと会いに行きます。私がんばるから、すっかり大人になったから。

強いから。強いよ。ゲリクソポエムはゲリのクソで、だけどとても強いんだよ。

私のことを好きでいてくれる人に対峙するとき私は、背すじ伸ばして、身体や心が許す限り、毎回すべての切り札を惜しみなく出していきたい。

改めて。いつでも大丈夫だったよって死ねるように。