無限ワンアップ・改

さゆゆのメモ箱

0508 ぬるぽ

むかしむかし…メンヘラっていう言葉がまだなかったくらいの昔、10年くらい前。2ちゃんねるをメチャ見ていた。ガラケーで。メンタル系の板を。ちょうどその頃は強迫性障害と診断を受けた頃で、毎日怖くて怖くて仕方なくて、インターネットの海を泳いでいたら2ちゃんねるにたどり着いた。2ちゃんねるは「匿名」って言葉の象徴みたいなものだった。まさにインターネットのスラム街なんだろうなと思ってた。人々が罵倒しあって、そこらじゅうになんかのウィルスのリンクとかアダルト系のリンクとかが罠みたいにたくさん貼ってあるヤバイところだと。それこそ殺人予告が書きこまれて実際に起こってニュースになったりとか。でもわたしが足を踏み入れた板の人たちはみんな書き込みでお互いを励ましあってて、優しい世界だった。主にメンタルヘルス板とメンヘルサロン板なんだけど。「わかるよ」「うちも同じ」「がんばれ」って。びっくりしちゃった。それから半年ほどいくつかのスレをROMってインターネットスラングも一通り学んだ。そしてとうとうドキドキしながら初書き込みして、何回も画面更新して、レスついてるの見たとき本当に嬉しかったな。日本のどっかの誰かが見てるんだなって。ちなみにメンヘルサロン板の【眠くなるまでしりとり】っていうスレ。さっき調べてみたら現在もあった(10年以上しりとり続いてるのヤバ)

メンヘラって言葉の語源、多分ここの人らだよね。意味もニュアンスも微妙に変わったけど。

今は、掲示板よりもブログやSNSが強い時代だなあ。わたしの居場所も次第に2ちゃんねるからSNSに変わった。mixiに始まり、インスタだのツイッターだのフェイスブックだの。SNSはみんなひとりひとり顔のアイコンとプロフィールが必ずある。2ちゃんにいるのは有象無象の「名無しさん」だけ(コテハンも可能だけど)。一応SNSにも匿名性の側面はある、それでも「アカウント」という概念があるからみんなひとりひとり個別の部屋に住んでる感じ? 別々の仮面?というか…。

最近アルコール依存の病院に行くようになって、先生は「同じアルコール依存の当事者の人とゆるくつながるのが大切。だから片山さんもAAや断酒会に行きなさい」と言ってる(AAとか断酒会というのは公民館とか教会で当事者の人らが集って励まし合うやつ)。アルコール依存で自分と似たような性別年齢の人いないのかなあと思って、ツイッターで検索かけてみたけど全然いない。たぶん鍵アカにしてるんだろうなー

それでふと思い立って、久しぶりに2ちゃんのメンヘル板とメンサロ板に行ってみた。そしたらアルコール系のスレが山ほどあって、アル中の名無しさんが山ほどいましたとさ。あー安心した!