無限ワンアップ・改

さゆゆのメモ箱

さゆ的・読書のやりかた

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さゆ的・楽しい読書ライフの作法をまとめました。

 

★どんな本を読むか

・友達、著名人、誰でもいいから誰かが薦めていた本。身近な人だと良い。少なくとも1人は面白いと言っているということなので、読んでみる価値あるぞ

・読書案内の本で紹介されてる本。上に同じ

・憧れの人が読んでる本。仮に導入部がつまらなくても「あの人が読んでるから……」ってモチベーションである程度のところまでは読める

・本屋にある「新潮文庫の100冊」みたいなパンフレットに載ってる本。新旧まんべんなく載ってるし、それらの本はとりあえず本屋で普通に買える可能性が高い

・売れてる本。売れてるのには何か理由がある

・何かしら受賞してる本。そういう先入観をもって読むことに是非はあれど、選書の目安にはなっている。ジャンルが一目でわかる賞も多い

・アンソロジーみたいな本。いろいろ読めてお得だしいっぺんにいろんな作家を知れる

 

★ここだけの話!さゆ的・良シリーズ

ポプラ社百年文庫」→国内外の文豪たちの短編アンソロジー。全部で100冊ある。タイトルはそれぞれ漢字1文字で、そのテーマに沿った作品3つが収録されてる。ササッと読める。100冊完全制覇すれば、300人の作家を読んだという計算になる!私は今20冊くらい

筑摩書房ちくまプリマー新書」→ティーン向けの新書。普通の新書は堅苦しくてどうも手が出ないので、こっちのレーベルを片っ端からテキトーに読んでる。ティーン向けということでとにかく読みやすい。世の中のいろんな事象への入り口って感じ

岩波書店岩波ジュニア新書」→これもティーン向けの新書。ちくまプリマーと並んで信頼している

イーストプレスよりみちパン!セ」→ガチで子供向けなので抵抗なく読める。このシリーズには本当にお世話になった。読んで、世界のいろんなことに興味を持てた。ほぼ全部読んでる。今も新刊をいつも楽しみにしてる

筑摩書房ちくま文学の森」→これも国内外の作家のアンソロジー

 

★読む

・しおりは何でもいいから、好きなものにするとテンションあがる。好きなアニメや漫画のトレーディングカードは捨てるか迷って結局いつも本のしおりになる

・本文に線は引かない。習慣づいてしまうと、うっかり図書館の本にやってしまいそうで怖い。それに、線を引くことを考えて本文にいちいち立ち止まっているとマジに読書が進まないタイプなのでガーーッと読む

・意味がわからない言葉や慣用句が出てきたらすぐにググる

 

★読み終えたら

・まずはアプリに記録。私は「読書メーター」を使用

・気分によって独自タグつけてTwitterに投稿

・読後も興奮がおさまらないようならブログなりメモ帳なりに思うことを殴り書き

・レビューを漁ってみる(自衛で、なんとなくアマゾンの見るのは避けてる)。どうしても気になる謎が残る部分は、ネットの海を航海して解説を探してみる

・噛みしめる

 

★その他

・行間がみっちりしてるのと、本文が二段組になってるのはなんとなく生理的に無理で読めない

・図書館めちゃ使う。タダやぞ? 図書館にある本全部タダで読み放題なんやぞ? あんまり気に入った本があればその後買えばいいし

・短編を読みたい期、長編を読みたい期、小説以外の本を読みたい期、がぐるぐると巡っている感じ

・直感的につまらないと思った本は途中で読むのをやめる。面白いつまらないというより、合う合わないの問題だと捉える。私の場合そういう直感は、たいてい当たる。時間がもったいないので、さっさと読むのをやめて次の本にいく

・でも、時間が経ってから読み返すと前回には感じなかったことがブワーッと押し寄せてくるような読書もある

・いわゆる文豪の本は、ファッションで読んでも別にいい。つまり、それを読んでる自分に酔いしれるということ。大いにアリ。見栄で読書、上等

・ただ、読んでて苦痛ならやはり時間がもったいないので読まないほうがいい。私はそういったものたちの「良さ」がわかるほど教養も人生経験もないため、あんまり読まない。もう少し大人になったらわかるかもしれない。文豪ごめん

・文豪の本は、ブックオフで入手する。文豪ごめん

・文庫本もほとんどブックオフで入手

青空文庫で読めそうなものは青空文庫で読んでみるのも良いけど、長い文章だと果てしなくスクロールしていくのが疲れるし、読みたいところからパッとひらけるのはやっぱり紙の本

・海外の小説はよっぽど興味ないと読めない

・ブックカバー集めるの楽しい。個人的には、しっかりとしたものよりペラっとした布のほうが扱いやすい。ハヤカワ文庫は、新潮文庫などよくある文庫本よりもちょっとサイズが大きいから、新潮ジャストのサイズで作られてる市販のブックカバーにはおさまってくれない。可愛い柄のA4の紙を買ってきて折ってブックカバーにもした

読書メーター便利でずっと使っています。読書メーターよりいい感じの記録アプリあったら知りたい

・こだわりがいくつかあれば、選書も楽しいし「読んでよかった」と思う本に出会う率も高くなる気がする

 

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★読書は魔法

本は持ち運べる。どこにでも連れていける。屋外でも屋内でも、電車の中でも、私だけの秘密基地でも、トイレでも。たとえば映画なんかは、そうはいかない。だけど本は持ち運べる。どこでもページを開くことができる。

本は検閲されている。しかるべき人の目を通してから、世の中に出ている。だから、ある程度は信頼できる。たとえばインターネットにかかれていることは、そうはいかない。いろんな人がいろんなことを、よくよく吟味もせずにインターネットの海に投下する。こうしてできあがる、情報の海が、インターネット。

本はどこからでも読める。しおりを挟めば、目印は簡単。早送りや巻き戻しなど煩わしい操作はない、パッとひらくだけ。

漫画も良い。だけど、あっというまに読み終わってしまうものが多いから寂しい。暇をつぶすという観点からは、漫画より活字の本のほうがコスパは良い。

人は自分ひとりぶんの人生しか体験できない。だから、映画を見たり、絵を見たり、音楽を聴いたりすることは、自分以外の誰かの人生にちょっぴりお邪魔すること。読書もそのひとつ。私たちは自分の体でしか、自分の人生しか、たった1本の道しか歩くことができないけど、読書をすることで誰かの追体験ができる。魔法学校に行けるし、自衛隊員になれるし、苦しんでいる人を救えるし、ロマンチックな恋愛ができるし、浮気も不倫もできるし、キリンになれるし、陸上部員になれるし、死んだ人に会えるし、子どもに戻れるし、逆におじいちゃんおばあちゃんにもなれるし、異性にだってなれる。「現実逃避ばっかりしとるなよ」「本ばっかり読んでると体験したこともないのに知識だけが増えて頭でっかちになるぞ」と父に言われたことがある。おおいに頷ける。それでも、幼い頃から今になってもまだ、私はこの娯楽をどうしてもやめられそうにない。