無限ワンアップ・改

さゆゆだよお

大島てるで燃える家

富山を離脱して再び東京都内に引っ越した。駅徒歩7分。風呂トイレ別。部屋が2つある。独立洗面台はないけど台所が広い。8年間住んだ武蔵小金井ワンルームは一体なんだったんだろうというくらい快適で驚く。環境の変化に弱いほうなので不眠や抑うつ状態を覚悟していたのに、今のところ気分が病まない。鬱になりがちだったのは住居の影響が大きいのかもしれないと思い始めた。そういえば西向きの部屋だった。駐輪場にチャリをとめておくと、よくカゴに鬼ころしの空パックを捨てられた。おそらく毎回同じ人だろう。
怖くて見れなかった「大島てる」を引っ越したあとに見た。二本指で地図を恐る恐る拡大したら、住んでいたアパートの隣の建物とさらにその隣の建物が燃えていた。
今の家はコンビニがほどよく遠い。計算していたわけではないけど、これが超良い。よなよな酒や余計なものを買いに行く心配がないのだ。距離があると、コンビニまでの道で我にかえる。前に住んでたアパートは1階がコンビニだった。1本目のストロングゼロを飲み終わる前に2本目のストロングゼロを買いに出ていたし、2本目のストロングゼロを飲み終わる前に3本目のストロングゼロを買いに出ていた。どうかすると3本目のストロングゼロを飲みながら4本目のストロングゼロを買いに出ていた。泥酔で前後不覚になろうとも、徒歩15秒でコンビニという環境のせいで、それはそれは簡単に手に入った。鬼ころしを私のチャリカゴに捨てていたのはオッサンかもしれないけど私くらいの年齢の女だった可能性もなくはない。

 

 

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昨日うまれてはじめて猫カフェに行った。2016年の夏に、ちろ(実家に15年いた白ねこ)が死んでしまってからしばらく経って、猫とふれあいたい欲求が時間をかけてじわじわと限界まで高まっていたのだ。
しかし猫カフェを訪れるまでに葛藤があった。私はちろが好きなのか、それとも猫なら何でも好きなのか? 人語を喋る想像上のちろが言う「アンタなんて猫なら誰でもいいんやろ!」と。違う。ちろはもちろん特別だ。家族だ。そんなちろを差し置いてそこらの店の猫なんかにデレデレして許されるのか? でも私はおそらく猫が好きだ。ちろも好きだけど、そもそも猫という生き物が好きなのだ。いや断言できる、普通の人よりも猫が好きだと。そしてこれは間違いなく、"猫を飼う"という経験を私にもたらしてくれた、ちろのおかげなのだ。ちろは殿堂入りだ。大好きだ。大丈夫。だからちょっとだけ覗いてみよう。猫カフェというのがどういう場所なのか偵察してすぐに店を出るのだ。そういうつもりで、店に入った。
変な空間だった。うまく言えないけど、端的にいうと、きれいすぎる。もっと獣くさくて動物園みたいなのを想像していた。猫カフェの猫は猫のにおいがしない。毛もふわふわでサラサラだ。きれいすぎるのだ。これはもしかしてぬいぐるみではないか?と疑った。猫カフェとうたいながら、猫型の動くぬいぐるみを置いているだけなのではないか? しかしササミを持った人間に瞬時に群がったり、ちょっとすり寄ってきたと思ったらフイッとそっぽを向かれたり、客に構わず眠ったり、行動を見る限りどうやら中身は間違いなく本物の猫だった。安心した。

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その店は滞在10分につき200円というシステムだった。だからチラッと覗いて10分経ったらすぐに出よう、と思っていた。それなのに気づくと30分が経過していた。時計を見てギョッとした。時間をぶんどられた。まだ3分しか経っとらんやろと思ったら30分が過ぎていたのだ。結局30分で店を出たけど、30分は短すぎた。何時間でも居たい。
店を出たあと、虚無感に襲われた。そして、次はいつ行こうか当然のように計画を立てている自分に気づいた。風俗にハマる男の人の気持ちを想像した。
そう、水商売みたいだ。でも飼い猫は飼い猫で、店の猫は店の猫だ。つまりキャバ嬢はキャバ嬢であって彼女ではないし、ホストはホストであって彼氏ではない。
ホストたちはもてなしてくれた。でもホストのぬくもりではなく彼氏のぬくもりが欲しくなった。彼氏が欲しい。心から求めているのは会いに行けるホストではなく一緒にいてくれる彼氏だ。私は彼氏のうんこの世話をしたり、彼氏の抜け毛に辟易したり、絨毯にゲボを吐かれたり、あわよくば同じ布団で寝たりなどしたいのだ。そして一緒に歳をとって、本当につらいけど最期はちゃんとありがとうありがとうって見送るのだ。彼氏というけどもちろんメスでもいい。メスの彼氏でもいい。

 

 

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ここからはポエムになるのだけど、
会えない人も会わない人も、死んだことと同じやん という過激な考え方はなかなかに私を救う。GUでパッと買ったスウェットのピンクが臓器っぽい色味でかわいいから良かった。さほど厚くないから春も着れる。だから私にはジェラート・ピケは必要ない。生き延びることと生きることは違うのだと好きな作家が言っていて、具体的になんて書いてたか忘れたけど解釈はしっかり心に刻まれた。つまり寝るために最低限の衣類を見にまとうのが"生き延びる"ことでジェラート・ピケは"生きる"ことなんだと。わけのわからないヨレヨレのトレーナーと中学校のジャージをパジャマ代わりにして"生き延びて"いた私からすれば、GUのスウェットすら"生きる"ことに該当するかもしれない。まず上下揃ってるし。色もかわいい。

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ポプテピピック、アニメをよく見る人たちにとっては多分すごいことが起きてるんだろうけど、初心者にはレベルが高すぎる気がしなくもない。でもED曲が良いなと思った。女声のを聴いたあとにキーの変わった男声を聴くというのは趣がある。EDは絵のタッチもかわいいな。

明日は無力無善寺でライブです。引っ越してきてまた東京でちゃんとライブやれるのがすごく楽しみなんです。私は私にワクワクしています。よろしくお願いします。