無限ワンアップ・改

さゆゆのメモ箱

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・18日と26日は無善寺でライブだった。どちらの日も、知ってる人や久しぶりの人が結構いて嬉しかった。お客さんにも伝わってる手応えがあった。れおなは家を出る前に何とか風呂に入ってきたと言っていた、声が透き通っていて歌がとても上手いのにいつも自分に自信がなさすぎてしんどそうだ。えあちゃんは綺麗なワンピースに反して足に合わないブカブカのエナメル靴を履いていた、人形みたいなのにやっぱりどこか生きづらそうだった。久しぶりに話せてよかった。私は無善寺に出演している女の子が好きだ。みんな苦しそうだ。

無善寺はお客さんとの距離が近いせいか結構「ヤジ」が激しくなりがちな磁場があって、自分の意図するライブができなかったことが私は何回もある。ていうかそもそも店主がヤジ飛ばしてくること多いし。もちろん無善寺以外のハコでも、そういう空気の場はあった。「センスあるね」「馬鹿じゃん!」「何歳?」「いいね」時として品のないヤジもある。【若い女消費】されたこともある。でも、百戦錬磨ってわけでもないけど今は慣れて、無視したり、適切に受け流したり、柔軟に反応できるようになった。お客さんも、楽しもうとしたり盛り上げようとしたりしてヤジ飛ばしてくるわけだし。いちばんは、ヤジも忘れさせるくらいの演奏をすることかなって思ってたけど、そこで生まれるお客さんとのコミュニケーションもライブの楽しみ。それに、真剣にやったらちゃんと伝わるから、誠意をもって続けようと思った。

 

・これたくさん見てもらえてうれしい。大会の配信動画から切り抜きして怒られるかなと思ったけど今のところ怒られない

 

・なんか最近、自分の宝物のような作品たちを、勝敗がつく場に晒してみて(もしくは自分が立って)て、遊んでいる。前は怖かったけど、遊びだって割り切ったら楽しく感じる。いろんな人がいろんなことを言うけど、音声やナマモノのアートは、絵や彫刻みたいに傷がついたら損なわれることはないので、自由に発表できて楽しいなあと思う。作品は、発表した(自分の手を離れた)時点で誰かとの共有物になる。世界という名のクラウドにアップロード。いつでも誰でもアクセスできるようにしようね

 

・レコーディングをした

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レコーディングは苦手、だれに歌えばいいのか分からない。こだわり出したらキリがないから妥協点も難しい。歌のヘタクソさも際立つ。でもやる。やり続ける。いつまでも大事に抱えてたら進めない。手放してまた作る。手持ちがなくなったらまた書けばいい。より良いものを。

 

 

・こないだ、退院してから初めて、依存関係のことで失敗をした。人に迷惑をかけて、つらい思いをさせてしまった。とても後悔しているから二度と繰り返さないようにする。友達はやさしかった。なんだか調子がいいと思っていたけどだめだ。私は坂の途中にいるボールのような存在で、いつも気を張っていないと、すぐに転がり落ちてしまう。生きていくのは苦しい。一分一秒を、正気で過ごすことさえ難しく感じるときがある。平坦な道に戻るのは無理だ。だから死ぬまで、何か健全なことで気を紛らわし続けなければならない。音楽を聴く。言葉を綴る。食事を作る。人と話す。すべての風景の中に酒と薬と狂気が潜む。どうしてもっと楽に考えることができないんだろう。欲望のおもむくままにしたら今度こそきっと命が終わる。苦しい。みんなどうやって生きているんだろう。うまく生きていくやり方が知りたい。

・たまたまだけど今日、入院していた時の同室の子から電話がかかってきた。同じ時期に病棟にいた男の人とつるんで、酒を飲んでいると言っていた。本当はさゆりちゃんのこと最初ニガテだったと言われた。幻みたいな3か月を思い出した。あの毎日はなんだったんだろう。