0901 私の勇気
なんでみんなできることが私にはできないんだろう。わざわざ一生モノの傷を作られるために飛び込んだんじゃないよ。はあ。死ね。バーカ。私はな、仕事ができず不甲斐なくて泣いてるんじゃなくて、ただお前がむかつくのにぶち殺せねえから泣いてんだよ。その気になればな、そこの漬物石で後頭部を
はあ
フラッシュバック、夏
からの
フラッシュバック、鬱
「二度とお客様にこんなことさせないで」
「なんで自分一人で勝手に判断するの」
「アンタこんなんじゃどこ行ってもやっていけんよ」
「ここ、まだ泡が残ってるでしょ」
「何回も言わせないで」
「あ、ねえ、その、女の子のほう。あなた。突っ立ってないで!」
…いやいやいやよく考えたら「女の子」って呼び方何?名前も把握してくれないような大人に提供する労働力って何?
くそくだらねー
あ!
立体駐車場の9階あたりから身を投げたい。
身を投げたい。こんな時に欲しいのはマジレスではない。ただ安心できる布団が欲しい。私の勇気は、こんなことに使われていいものではない、はずだ。生きるor死ぬの選択を迫られるほど何かに追い詰められた時、いつだってyesを選んできた。
「身を投げたところで、後遺症が」「遺族が支払うお金が」「終活、身辺整理は」「なぜ命は大切なのかというと」
最後に私を救うのは、人のマジレス・正論パンチなのだった。うるさいうるさいうるさい!!!あんたの意見なんて聞いてない!!!あたしの話を聞いてもらうはずだったのになんで最終的にあんたの話を長々と聞くことになるんだよ、こっちのこと聞いてよ、なんでなんだよ、、
噓にもいろんな種類の嘘があるけど、たぶん私は、「自分をよく見せるための嘘」が致命的にできない。もっとこう、うわべだけの話。が、上手くなりたいねえ